セルロイド製手作り万年筆 チャーミングに職人の技
〔今日はOFF〕
カトウセイサクショカンパニーってご存知ですか?
僕はネットショップを通じて耳にしたことはありましたが、まだ購入したことはないんですね〜
気にはなっているんですが・・・
それで、
運よく、偶然にもこの記事を目にして『カトウセイサクショカンパニー』についてちょっとだけ深く知ることができました。
職人・・・いい響きですよね。
僕も万年筆作ってみたいなぁー
それにしても加藤さん、元気ですね!
asahi.com関西から引用
セルロイド製手作り万年筆 チャーミングに職人の技
2008年03月03日
黒地に青や緑、紫といった鮮やかな色と模様。そして手にフィットする独特の感覚。素材はイタリアから輸入した合成樹脂、セルロイドだ。カトウセイサクショカンパニー(大阪市生野区)の加藤清さん(82)は万年筆づくりを始めて60年余り。月100本ほどの生産だが、注文が相次ぎ、「品切れが多くて希望者から怒られっぱなしですわ」と苦笑する。
自宅1階に工場がある。加藤さんは、筒状のセルロイドを、ロクロに固定して回し、小刀で内側を丁寧に削りだしていた。完成品を1本つくるのに、50〜70もの工程が必要だとか。「昔は多くの職人で分業していました。いまはオールマイティーに全部やってますわ」
セルロイド製は、加藤さんに言わせれば「しっとり感」があって手になじむ。「大企業に勝ち、生き残ろうと思ったらセルロイドしかなかった」
パソコンをはじめ、デジタル家電など最先端の技術が生活に浸透する一方で、逆方向のアナログ回帰の現象も強まっている。それが今、受ける理由とみる。「書くという行為はなくならない。万年筆で書く。筆跡に人間性が出る。それが良い」。インターネット通販が中心だ。ペンハウス(大阪市)の担当者は「手作りの魅力に加えて、技術力も高い。セルロイド万年筆の職人は世界的に減っており、かなり貴重ですよ」という。
父が大阪市で万年筆を手がけていた。学生だった終戦間際の1944年、父が病死。戦後、火災を恐れて山中に埋めていたセルロイドを掘り起こし、工場を再開させた。輸出に力を入れた。職人は最大で17人を数え、輸出先は香港など東南アジアから中近東、欧州へ。80〜90年代にはイタリアの高級万年筆「ビスコンティ」や英国の「コンウェイ・スチュワート」の生産を請け負った。
欧州での値段を参考に、最高2万円に抑えた価格設定は「無言の抵抗なんです」という。「日本の万年筆は高すぎる」との疑問がそうさせた。
目指す筆は「シンプルでスマートで、こびるのではなく、何かチャームポイントがある子どものような……」。体調を崩すこともあるが、「やめるにもやめられず、納得のいくラスト・ワンの万年筆がなかなかつくれない」。当面は相次ぐ注文を前に、休みなしの状態だ。
◆カトウセイサクショカンパニー 父親が創業した工場が原点だが、53年に職人らに譲り、新たに独立、再スタートした。現在は加藤清さんと妻春枝さんの2人で手がけている。春枝さんの万年筆づくりも50年を超え、加藤さんは「半端な職人より詳しいですよ」という。
◆一部百貨店でも 価格は6500円〜2万円。色柄は約10種類。売れ筋は14金のペン先を持つ2万円のタイプ。最近は女性や高校生にも人気という。大阪市の三省堂書店そごう心斎橋店のほか、ネット通販のペンハウス)、あしや堀萬昭堂などで扱っている。
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