「世界の万年筆祭」開催!

〔今日はOFF〕


行ってみたいんですが・・・

遠い。


日経トレンディネットから引用

【万年筆好き以外も必見】逸品から手ごろな限定品まで試せる「世界の万年筆祭」

日本橋三越では3月18日〜23日の日程で「世界の万年筆祭」が行われる。今回で10年目を迎え、おそらく日本で最大級の万年筆イベントである。


 ここ数年、万年筆がちょっとしたブームになっている。昨年は万年筆売り場を舞台にした映画「クローズド・ノート」も公開され、多くの雑誌で万年筆の特集が組まれた。日本橋三越の万年筆売り場担当の方に聞くと、確かに売り上げも伸びているという。


 「少し前までは愛好家向けの限定品が多く作られていたのですが、最近は普段使いの価格帯の万年筆が増えています」(日本橋三越・万年筆売り場担当の内田成一氏)。実際に売れる価格帯も、1万円〜3万円のもので、自分で使う万年筆を探している人が増えているのだそうだ。各メーカーも、そういうニーズを受けて、装飾的なものよりも、シンプルでモダンなデザインのものを増やしている。趣味のものというよりも、「実用品」としての万年筆が見直されてきている。


 昔の万年筆とは違い、最近はメーカーの技術も上がり、インク漏れすることはほとんどない。筆圧が要らないため、長時間の筆記でも疲れない。インクを入れ替えればずっと書き続けられるため、エコ志向の商品ともいえる。デザインバリエーションも豊富で女性が持ちやすいデザインも増えた。


 そんななか、国内外の万年筆メーカーが顔を揃え、ほとんど全ての展示商品の試し書きができる「世界の万年筆祭」は、自分だけの一本を見つけられる格好の機会。万年筆のイベントというとマニア向けの “濃い”ものをイメージしがちだが、この「世界の万年筆祭」は、百貨店で行われるせいか、初心者でも参加しやすい趣向が豊富。去年のイベントでも一般のお客さんが多いように見受けられた。むしろこの機会に一本、万年筆を買ってみようかという方にこそ訪れてもらいたいイベントだ。


 会場には各メーカーの代表的な万年筆が紙とともに無造作に並べられていて、好きな万年筆を手に取って自由に試し書きできるコーナーも用意されている。これなら、試し書きをお願いするのは何となく怖いというユーザーも緊張することなく、心ゆくまで試して選ぶことができる。試し書きをして気に入った万年筆があれば、そのメーカーのブースに行って、さらに細かく選ぼう。すでに試し書きを済ませているから、メーカーの人にも話しかけやすく、初心者でもスムーズに自分のための一本を選びやすい。


 10回目になる今回は、三越限定のものや、このイベントで世界に先駆けて発売されるものなどが盛りだくさんなのも特徴。万年筆売り場担当の内田さんに、今年の万年筆祭の狙い目を聞いてみた。


 「やはり、万年筆祭では国産メーカーのものがよく出ていますね。実際に各メーカーの職人の方が質問に答えてくれるので、買いやすいのだと思います。中屋万年筆や仙台大橋堂のように普段はネットでしか販売していないブランドの商品や、都内では実物を見る機会が少ない地方の名店などの商品を触って、試したうえで購入できるのもこのイベントならではです」という。


 国産の限定モデルのなかでも注目したいのが、日本が誇る現代の名工、長原宣義氏による長刀研ぎのペン先を採用した、セーラー万年筆の「スターリングシルバー 粋」(6万8250円)。セーラーと三越が企画段階から綿密に打ち合わせて作った逸品だ。三越限定50点で、インクブレンダーの石丸治氏によるオリジナルインク「三越ボルドー」も付属してこの価格はかなりの買い得。初心者でも一生モノと考えれば、それほど高くはないだろう。一本目として買っても、書けばその良さをすぐに理解できるくらい、書き心地が良いのだ。


 セーラーからは、もう一本。同じ長原宣義氏の手になる「長原宣義『現代の名工』受賞記念万年筆」(8万4000円)も同時に発売される。こちらは、会期中15点限り、世界限定500本と、かなり希少だ。


10回目になる今回は、三越限定のものや、このイベントで世界に先駆けて発売されるものなどが盛りだくさんなのも特徴。万年筆売り場担当の内田さんに、今年の万年筆祭の狙い目を聞いてみた。


 「やはり、万年筆祭では国産メーカーのものがよく出ていますね。実際に各メーカーの職人の方が質問に答えてくれるので、買いやすいのだと思います。中屋万年筆や仙台大橋堂のように普段はネットでしか販売していないブランドの商品や、都内では実物を見る機会が少ない地方の名店などの商品を触って、試したうえで購入できるのもこのイベントならではです」という。


 国産の限定モデルのなかでも注目したいのが、日本が誇る現代の名工、長原宣義氏による長刀研ぎのペン先を採用した、セーラー万年筆の「スターリングシルバー 粋」(6万8250円)。セーラーと三越が企画段階から綿密に打ち合わせて作った逸品だ。三越限定50点で、インクブレンダーの石丸治氏によるオリジナルインク「三越ボルドー」も付属してこの価格はかなりの買い得。初心者でも一生モノと考えれば、それほど高くはないだろう。一本目として買っても、書けばその良さをすぐに理解できるくらい、書き心地が良いのだ。


 セーラーからは、もう一本。同じ長原宣義氏の手になる「長原宣義『現代の名工』受賞記念万年筆」(8万4000円)も同時に発売される。こちらは、会期中15点限り、世界限定500本と、かなり希少だ。


 ほかにも、プラチナ万年筆からは特殊カーボンを軸に採用し、とても軽い「プラチナ90周年記念万年筆」(10万5000円、世界限定1000本)や、エボナイトを竹状に削りだして、そこに銀粉と漆を重ね塗りした仙台大橋堂の「朱竹/若竹万年筆 玉虫塗り」(21万円、各5点限り)など、ここでしか手に入らないものが多く用意されている。


 もちろん手を出しやすい特別企画品も用意されている。例えば、カヴェコ・スポーツの万年筆(各色20点限り)は、1万500円と手ごろ。日本ではこの会場で先行販売となるモデルは、鮮やかなカラーリングと小振りで携帯しやすいボディデザインがポイント。ペン先がスチールなので、ガシガシと書いても、簡単につぶれることもなく、屋外での使用などに最適。


 海外メーカーのものはユーロ高で価格が上がったこともあり、国産の万年筆はお買い得感が出てきた。日本語を書くのに適したペン先が作れるのも、日本のメーカーだけだ。このように、「国産vs海外メーカー」といった視点も、初心者が選ぶ際の一つの方法。書き味の国産か、派手なデザインバリエーションの海外製か、といった目線で、万年筆祭を覗いてみるのも面白い。


 限定モデルと同様、この「世界の万年筆祭」で注目したいのが、様々なイベント。特に、蒔絵描きを疑似体験できるパイロットの「蒔絵疑似体験」や、万年筆組み立て教室といった体験できるイベントは、有料ながら人気が高い。


 パイロットやセーラーが行うペンクリニックペリカンの山本英昭氏による万年筆相談といった、自分が持っている万年筆を調整してくれたり、万年筆選びの相談に乗ってくれたりするコーナーにも「初心者だから」と萎縮せずに、積極的に参加しよう。特に、ペリカンの山本英昭氏は、「どんな人でも、ぴったりの万年筆を探してご紹介します」と自ら語るほどの万年筆名人。じっくり相談すれば、最適の一本を紹介してくれるはずだ。


 この機会に、一生使えて、子供に譲り渡しても恥ずかしくないような、ずっと使える万年筆を探してみてはいかがだろうか。