国土形成計画 国土審議会が最終報告

〔今日はON〕


日経新聞〔11/28〕に引っかかった記事があったのでメモ。

全国総合開発計画全総〕に代わる10年間の国土づくりの指針となる国土形成計画の全国計画について、国土審議会〔国土交通省の諮問機関〕計画部会は27日、最終報告をまとめた。
東京・太平洋ベルト地帯にあらゆる機能が集中する『一極一軸型』の国土構造を是正し、都道府県をまたぐ広域ブロックごとに自立的に発展する将来の姿を描いた。
政府は最終報告をもとに国土形成計画案を作成し、来年3月に閣議決定する。
最終報告は、人口減少とグローバル化に対応するため、東北圏や広域圏ごとに、東アジア地域との間で日帰りビジネス圏や貨物翌日配達圏を形成する必要性を強調。
定住人口減少に直面する地方の活性化策として、都市部と地方の双方に生活拠点を持つ『二地域居住』の促進なども盛り込んだ。
全総が中央主導のばら撒き方の公共事業を招いた反省から、国土形成計画は国が定める全国計画と、自治体が参画し広域圏ごとに作成する広域地方計画の2本立てとなっている。
広域計画は来年度末までに各地で策定する方針だ。

僕も仕事でアンケートをとってニーズや満足度とかを調査してその結果を報告書としてまとめることがありますが、いつも引っかかるのが「この結果〔データ〕をどう読むか、どう使えるか、どう使うべきなのか・・・」という問題。
耳塚教授が言うように、『データを置く土俵によってインプリケーションは180度変化する』ということですから。
逆を言えば、そのアンケートの目的〔「何のために調査するのか?」が明確じゃないといけない〕なんでしょうけども・・・
『使えるデータとは?』
データを集める前に十分な議論が必要ですね。