mac address

〔今日はON〕


解説が分かりやすかったシリコンバレー24時から引用。

「Media Access Control Address」の略で、ネットワーク機器を識別するための物理的なアドレスのこと。最も普及しているイーサーネットなら、6バイト(48ビット)の長さになっている。そのため、Linksys WRT54G の管理画面の「MAC Address Clone」ページには 6個の入力欄が用意されている。

このアドレスには決まりがあり、始めの3バイトが「ベンダーコード」と呼ばれ、ネットワーク・カードの製造会社により番号が決まっている。残りの3バイトはそれぞれの製造会社が重複しないように各ネットワーク・カードに割り振っている。このようにアドレスを決めている以上、理論的には世の中に全く同じMACアドレスのネットワーク・カードは存在しないハズである。

イーサーネットを使ったネットワークでは、世の中に同じアドレスは存在していない筈なので、この MACアドレス を宛先として通信している。例えば簡単に言うと、送り元のネットワーク・カード(Network Interface Card なので、以下 NIC と表記)が「MACアドレス 00-0C-6E-66-EA-91 のネットワーク・カードさん、この信号を受信してください。」みたいな信号を発信する。すると、同じネットワークに繋がっている全てのNICがそれを受信して、「この信号、俺宛かな?」とか言いながら、その信号の宛先を見て、自分宛でなければそれ以上何もしないし、もし自分宛であればその内容を受け取って、処理を開始する、なんてことをやっているわけである。(実際は、最近ほとんどスイッチング・ハブになったので、もっと複雑なのですが。)