種類株

〔今日はON〕


日経新聞〔2008 1/9(水)〕きょうのことば』から引用。

種類株とは
保有する株式数に応じて株主に同一の権利がある『普通株式』に対して、権利ごとに違う内容を与えた株式の総称。
配当や株主総会での議決権、会社が解散した場合の残余財産の分配などが対象となる。
普通株式により優先される『優先株式』、後回しになる『劣後株式』が代表例。
企業は定款で定めておけば多様な株式を発行できる。


敵対的買収者の権利を制限したり、友好的株主を優遇したりすることができるためM&A〔合併・買収〕を防衛する手段として注目されている。
企業防衛目的での発行は『法的根拠が不透明』との見解もある。


<主な種類株の例>

★無議決権優先株
配当を普通株より優先して支払うが、株主総会での議決権はない。
一定期間後に議決権が生じるものもある。

★議決権制限株
議決権の対象事項があらかじめ制限されている。

★劣後株
配当順位が他の株式に比べて低い。
株価は普通株より割安なことが多く、多くの議決権を集めたい投資家などが活用する。