良書の選びかた&本の読み方〔速読のススメ〕

〔今日はOFF〕


日経プラスワン〔12/15〕から引用。
これは、なるほど!が多い記事でしたね!
早速メモ。


モバイル広告事業を展開する『ライブレボリューション』の社長、増永寛之の本の読み方

増永さんは5年前の28歳まで教科書以外まともに読んだ本はなかった。
無駄だと思っていたからだ。
それが今やビジネス書や歴史書を中心に年間200冊は読破する。
きっかけは社長にインタビューするメールマガジンの配信。
失礼の内容著書があれば必ず読むようにしている。
必要からだ。
当初は読書に慣れておらず読むスピードが遅かった。
現在は1冊20分から、せいぜい1時間。


★本の上半分しか読まない
ビジネス書を何百冊も呼んでいると、ほとんど同じことが書いてある。
だから今は、本の中に新しい発見が一行でもあればいいというスタンス。
それは行の上半分を読めば分かる。
本の中に新しい発見があれば、赤ペンで線を引き、その文章とページ、著者名、タイトルを日記に転記する。
日記はメールで書き自分宛に送る。
赤ペンの部分はメルマガに引用したり、自分の著書の中に引用したりなどアウトプットを前提に読書をしている。



★日刊書評メールマガジン『ビジネス・ブック・マラソン』の編集長、土井英司さんの本の読み方

土井さんはかつてオンライン書店『アマゾン』の日本サイト立ち上げに携わりカリスマバイヤーと呼ばれたほどの目利き。
1日3冊、年間千冊以上もの本を読む『書評のプロ』だ。
1冊にかける時間は5分から10分。


その本を読み、自分は何をするのか、アウトプットや目的を明確にしておくことが重要。


★本を手にしたら
著書のプロフィール欄を見て、経歴から著書の得意分野を把握、その分野に最も関連している章を真っ先に読む。そこが面白ければ購入する。
得意分野について書かれた部分がつまらなければ、他の部分はもっと内容が薄い。


★本を購入したら
まずは目次に目を通し、読む目的を意識して、主語、動詞、数字を追っていく。
形容詞は単なる主観なので読み飛ばす。
ビジネスパーソンが読むべきは、誰が、何を、どれだけした結果、どうなったかという客観的事実。

その意味で土井さんのお勧めなのが歴史と科学のジャンル。
ともに事実を教えてくれる。
特に科学は物事の原理原則が分かる。
この2つを学べばビジネスに応用が利く。


★ビジネスに役立つ良書の選び方
普段自分が絶対に行かないコーナーに立ってみる。
平積みになっている本の奥付を見て、何十刷にもなっていたら即、買い。
どうせ分からないジャンルなのだから判断は無用。
だが、必ず名著なので、必ず何らかの気づきがある。


★ビジネスで他の人に勝つためには
希少性を手に入れることが大事。
他人と違うものを読めば付加価値を高め、差別化も図れる。
選び方は、高価だったり、分厚い本を買うこと。


自分が関心があるジャンルや手ごろで読みやすい本ばかりだと、ビジネスパーソンとしての成長には限界がある。<<