鉄スクラップ

〔今日はON〕


日本経済新聞〔2008 4/4(金)〕きょうのことば』から引用。

鉄スクラップとは


東京製鉄など電炉は鉄スクラップを主原料として鉄鋼を生産する。
新日本製鉄JFEスチールなど高炉の主原料は鉄鉱石や石炭だけが、転炉という工程で鉄スクラップを使う。
日本鉄源協会【東京・中央】によると2006年度の国内消費量は前年度比6%増の5135万トン。
このほか753万トンを韓国や中国に輸出した。
日本や米国、ロシアが主な輸出国だ。



鉄鋼メーカーは製鉄所で発生した切りくずを自家消費にするほか、建築現場や自動車工場、家電工場で発生した鉄スクラップを使う。
回収業者が集め、切断や異物除去を経て鉄鋼メーカーに出荷する。
取引価格は需給バランスで日々変動する。
世界的な粗鋼生産拡大を背景に日本の高炉や韓国の電炉が調達を増やし、価格が高騰している。