高純度ニッケル

〔今日はON〕


日本経済新聞〔2008 5/21(水)〕きょうのことば』から引用。

高純度ニッケルとは


純度が99.9%以上のネッケル地金のこと。
ほかの金属に添加し耐食性、耐摩耗性を高めるために使う。
国内では住友金属鉱山だけが生産している。
低純度品はステンレス鋼向けが大半だが、高純度品は自動車や船舶、産業機械向けの特殊鋼のほか、電子機器の材料にも幅広く使われている。
日本のニッケル消費量は年約17万トンと、中国に次ぐ世界2位。
このうち高純度品は年9万トン弱を占める。


価格は新興国の需要増などで上昇傾向にある。
指標となるロンドン金属取引所〔LME〕のニッケル地金の3ヶ月先物は2006年初めから高騰し、当時の2倍弱の1トン2万60000ドル台で推移している。