核計画の申告

〔今日はON〕


日本経済新聞〔2008 6/27(金)〕きょうのことば』から引用。

核計画の申告とは


北朝鮮寧辺(ニョンビョン)の核関連施設の無能力化と並んで6カ国協議で合意した核放棄の「第2段階」の柱。
核放棄を確約した北朝鮮は核施設の封印など「初期段階」の措置は既に履行。
ただ、核計画の申告は昨年暮れが期限だったが北朝鮮はそれを守らず、6カ国協議の停滞の原因となっている。


6カ国協議の「第2段階」の状況

北朝鮮の履行義務
・核計画の申告 ⇒ 26日に提出。ウラン濃縮と核拡散は別文書に
・核施設の無能力化 ⇒ 全11工程のうち8工程が終了。使用済み核燃料棒8000本の4割超を抜き取り

◆見返り措置
テロ支援国家指定解除 ⇒ 核申告と「日朝関係の進展」を条件に
重油95万トン相当の支援。このうち約4割は既に完了。


米国は北朝鮮に検証可能な形で核計画を申告するよう要求しており、申告内容を見極めたうえで北朝鮮へのテロ支援国指定解除など「米国の義務」を履行するかどうかを判断する。
「第2段階」が終了すれば核放棄プロセスは大詰めを迎える。