開発機能の移管

〔今日はON〕


日経新聞〔2008 1/6(日)〕きょうのことば』から引用。

開発機能の移管とは
トヨタ自動車など大手は1970年代以降、欧米に開発拠点を設置。
現地のニーズに対応した内装や車体開発からスタートし、エンジンの改良など段階的に開発機能の移管を進めてきた。
投入車種の増加や環境・安全分野へ開発領域が拡大するなか、日本が車台やエンジンなどの基幹部品や先進技術に専念するため、移管を加速する傾向にある。


中国など新興国は自国の自動車産業育成に向け、環境技術で先行する日本メーカーに開発機能の移管を強く求めている。
新興国への移管は技術流出の懸念がある一方で、優秀な理工系の人材を囲い込める利点もある。


★主要メーカーのBRICs開発拠点

日産 中国の『東風日産乗用車技術中心』で部品や車体開発

インドでソフト開発
ホンダ 中国にテストコース併設の開発拠点を2009年開設
スズキ インドにテストコースや衝突安全実験施設併設の開発拠点を2010年代初めに開設
トヨタ 中国に開発拠点設置を検討