商業衛星の打ち上げ

〔今日はON〕


日経新聞〔2008 1/7(月)〕きょうのことば』から引用。

商業衛星の打ち上げとは
観測衛星など国が発注する衛星ではなく、通信や放送など民間の利用目的で衛星を打ち上げること。
1990年代後半には世界で30機近い商業衛星が打ち上げられたが、通信用ケーブルの大容量化などで需要はやや減退、今後10年間は年20機程度で推移すると予想されている。


日本の基幹ロケットである『H2A』は国主導で開発、2001年に初号機の打ち上げに成功した。
13号機以降の打ち上げ事業は07年度に三菱重工に移管されたが、商業衛星打ち上げでシェアの半分を握る欧州アリアンスペースなどと戦える価格の実現が課題となっている。


H2Aの経緯

2001年 8月 1号機の打ち上げに成功
2003年11月 6号機の打ち上げに失敗
2005年 2月 打ち上げを再開〔7号機〕、成功
2007年 4月 打ち上げ業務を三菱重工業に移管
2007年 9月 移管後初の打ち上げ〔13号機〕に成功