貸出債権の売却

〔今日はON〕


日本経済新聞〔2008 3/11(日)〕きょうのことば』から引用。

貸出債権の売却とは


銀行など金融機関は企業に資金を貸し出し、企業から資金の返済を受ける権利を持つ。
この債権を第三者に譲渡することを指す。
業績悪化などで債務者区分が低下した取引先の貸出債権を売れば、こうした資産を銀行財務から切り離せる。
日本では銀行の不良債権処理の一手法として広がった。
債務者区分が要管理以下の債権が対象となりやすい。


主取引銀行など金融機関は企業に取締役を派遣したり経営計画の策定に携わったりして、企業の経営にも関与することが多い。
債権を売却すれば融資を回収する権利のほか、こうした経営への関与も売却先に移ることになる。