想定為替レート

〔今日はON〕


日本経済新聞〔2008 5/17(土)〕きょうのことば』から引用。

想定為替レートとは


企業が業績の見通しや事業計画を決める際、前もって定めておく為替レートのこと。
たとえば、ある企業の海外事業の利益が、100万ドルの場合、1ドル=100円と想定した為替相場がそのまま推移すれば円換算した利益は1億円となるが、1ドル=90円の円高に振れると1000万円の営業減益要因が発生。
収益は悪化する。


輸出企業は相次ぎ2009年3月期の想定レートを大幅な円高に修正。
16日時点では1ドル=104円台と円安傾向にあるが、リスクを考慮し大半の企業が今期の想定為替レートを1ドル=100円に設定している。


★主な輸出企業の為替変動による業績への影響
(2009年3月期、単位億円、為替は対ドルで円)

社名 想定為替レート 1円の変動による
業績への影響
コマツ 103 32
スズキ 102 18
トヨタ自動車 100 350
ホンダ 100 200
ソニー 100 40
セイコーエプソン 95 1