TEAM HACKS〔チームハックス〕レビュー その1

〔今日はON〕


今日はTEAM HACKS〔チームハックス〕をレビュー!
今日はその1。
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チームで仕事を始めるメリット
1.責任感が生まれる。
2.会議が生まれる。
3.コミュニケーションが生まれる。
4.他人への配慮が生まれる。
5.安心感が生まれる。
6.情報共有が生まれる。
しかし、現実は本来得られるはずのメリットが得られるのは稀。
『チームならではの問題』の解決策が本書『チームハックス』。
この本の特徴は、随所に心理学のTipsが盛り込んであるところですね。
勉強になりました。


仕事の進捗を共有できるか?
うまく機能すれば、1人では達成できないことを成し遂げてしまうのが『チーム』。
チームハックスとは、『ライフハックス』をチームに導入し、チームで活用するためのハックス。
本書で1番の要点となるハックは、スケジュール、作業記録、タスクリストという、仕事の進捗に関わる情報を、可能な限りメンバーと共有してしまうこと。


『予定と実勢の共有』がもたらすもの
共有が難しい理由
1.予定を詳細に表明する"有限実行"が過大なプレッシャーになる。〔個人的要因〕
2.自分以外のメンバーの状況が見えない。〔チーム的要因〕
3.プロジェクト全体の状況がよく見えない。〔環境的要因〕


ホーソーン研究&効果
社会心理学者、産業心理学者として有名なジョン・メーヨーがウェスタンエレクトリック社のホーソーン工場で実験&研究。
お互いをよく認知しあうだけで、作業効率が著しく上昇する効果がある。


他己紹介』で仲間を深く理解する
一緒に仕事している仲間のことを日ごろからつぶさに観察する姿勢を欠かさない。
その観察するポイントは
1.その人が持っている、自分では到底かなわないような強みはなにか?
2.その人と一緒に仕事をしていて助けられたのはどんな時か?
3.その人が最も生き生きとするのはどんな仕事をしているときか?


ジョハリの窓
コミュニケーション心理学。
心理学者ジョセフ・ルハトとハリー・インガムの2人が提唱した概念。
『自己』には次の4つがある。自分も他人も知っている『公開された自己』
自分だけが知っていて他人は知らない『隠された自己』
自分では気づかないが他人は気付いている『盲目の自己』
自分も他人も知らない『未知の自己』


チームのコミュニケーションに最適な『場』を用意する
『コミュニケーション以外の理由づけ』からコミュニケーションを誘発できる『容れ物』があったほうがいい。


効果的なチーム名のつけ方
チーム名を決めることで、結束感と一体感が醸成されやすくなる。
チーム名を決めることで、各チームのメンバーは自分たちが何に集中すべきかを自然と心得るようになる。
つまり、チーム名が決まることで、自分たちのチームは、例外はあるにせよ、基本的には『どのようなチームであり、どのような仕事をなせばいいか』が、チームのメンバーには一言で了解される。


Wiki』にタスクリストを公開する
他のメンバーから見える場所にタスクを公開することによって得られるメリット
1.終わらせなければ恥ずかしいので、やる気が増す。
2.他のメンバーの仕事が進んでいると励みになる。
3.事前にメンバー間で仕事の段取りの調整ができる。


仕事の目的は成果を出すこと
予定を守ることはそのための手段に過ぎない。
それゆえにチームミーティングでは、『あるべき姿』ではなく『成果』を共有することが、目的に沿った行動となりうる。
『明日のミーティングで成果を発表できる』という期待が、今日の仕事を進める上でのモチベーションになる。


KPT〔Keep Problem Try〕
毎週末のチームミーティングで、1週間の仕事を3つの視点で振り返る。
Keep   ⇒ 今後も続けたいアイディア、手法、習慣:良かったこと
Problem ⇒ 改善すべき手法、過大に感じていること:良くなかったこと
Try   ⇒ KeepとProblemをべーすに来週以降に取り組みたいこと
この3つをメンバーめいめいから挙げてもらい、チームとしてのK,P,Tを共有することで、仕事の現在と未来を一致させる

興味のある方は是非読んでみてください。
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