人を育てるトヨタの口ぐせ(第2章)
〔今日はON〕
さて、昨日の続きです。
- 作者: OJTソリューションズ
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2006/09/29
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今日は第2章
第2章『できる人』を育てるトヨタの口ぐせ
8 あなたは、誰から給料をもらうの?
会社が喜ぶものをつくっても、給料はもらえない。
すべてはお客様から始まる。
「給料はお客様からもらっている。」これが仕事の基本。
トヨタにおける『仕事における五大任務』
(1)安全(安全・衛星・環境)
(2)品質
(3)生産
(4)原価
(5)人事
『すべてをお客様から考えてみる。すると、ものづくりの奥の深さが見えてくる。』
9 何もしないより何かやって失敗したほうがいい
「やってもいないうちに、なぜできないと言えるのか」
「何かやって失敗したほうが勉強になる」
失敗から原因や問題点を学ぶことができれば価値ある失敗と言えるのではないかと思う。
『とにかくまずはやってみる。やってみることで問題点が見えてくる。難しい問題であれば、みんなで考える』
10 六割いいと思ったらやれ
六割だと人は動きやすい。
『失敗を恐れて、なかなか行動に移せないときは、「六割いいと思ったらやれ」と口に出してみる。』
11 じゃあ、二週間後に来るから
期限を決めたら、部下は必ずやってくれるものです。
期限がくるまでは「頑張れよ」だけ。上司は口出ししない。
期限が来たら、上司は必ず見に来る。自分の指示を忘れることはない。
上司任せっぱなしではなく、「自分ならどうするか」も考えておく。
『全ての仕事に期限を決める。期限が来たら、きちんと見て評価する。』
12 スタッフは二つ上で見なさい。
自分が今いるところよりも、高い視点に立ってみる。
「お客様よりも二つ上の目線を持ちながら、「お客様と同じ目線」で語りかけていく。そうするとうまくいく。
目標は中長期でたて、そこから「三年後には〜」「二年後には〜」「一年後には〜」と明確にしていく。
そうすることで、一貫性のある目標計画とし、遅れや進みがわかるようにしておくことが大切です。
『いまよりも高い視点で、全体を見てみる。すると、仕事の質が変わってくる。』
13 縦にたくさんできる人は、横にたくさんできる人よりもいい
「縦にたくさんできる人」→自分の担当範囲以外の作業をすることができる。
「横にたくさんできる人」→自分の担当範囲が広い。
「手が空いたときに人の仕事を手伝う。そうやってよその仕事を覚えた。」
『たくさんの「種類」の仕事ができる人、たくさんの「量」の仕事ができる人、前者のほうが、活躍する場が広くなる』